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遠距離通勤はつらいよ…仕事のやりがいより大事なモノ

通関士の悩み

遠距離通勤はつらいですよね。朝は早いし夜家に着くのも遅い。
ただ、ご飯を食べてお風呂に入って寝るだけの日々。残業で遅くなれば、その分睡眠時間も削られる。
長距離の通勤は心身ともに負担でした。それでも通関士の仕事をしたいと続けていましたが、心と体が限界に…。遠距離通勤で心身をむしばむ前に、転職を考えた方が良かったのかもしれないと思います。

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遠距離通勤をしていた理由

私が遠距離通勤をしていた理由は…ズバリ!!

①通関士になりたかったから!
②給料が少なくて実家暮らしするしかなかったから!!

時代は超就職氷河期。地方私大の女子の就職内定率なんて60~70%くらいのもので、正社員として就職できただけで御の字と言われていました。今は女性の方が内定率が高いなんて聞きますが、当時の女の扱いはひどいもの。地元の中堅通関業者の会社も採用がないところが多い中、唯一内定をもらえた会社ですが、

どうせ腰掛なんでしょ?結婚したら辞めるつもりなんでしょ?

と実際に面接で言われました。労働基準法に反していてもぐっとこらえるしかない買い手市場(泣)違和感を覚えつつ、ここで通関士にならないとキャリアもつめないと思い入社しました。

まぁ、予感していたようにブラックな会社だったんで、転職しましたけどね…

それはさておき、通関業者って港のそばにある会社が多いです。税関も港の近くに位置しているので当然っちゃ当然です。

転勤のない一般職は給料が少ないうえ、不景気でボーナスも求人票に書いてあったものより大幅に少なかったです。当然、年収も予想より大幅減…もう実家から通うしかない!しかも一般職はひとり暮らしをしたところで家賃手当なしという条件でした。

実家は同じ市内でも山の方にあり、バス+電車の乗継で90~100分、車で平均的に70~90分かかる場所。最初はバスと電車の乗継で通いました。

ただ、バスはその日の混雑具合で遅れることもしばしば。電車もJRではなくて路面電車なので時刻表はあってないようなものでした。ちょっとでも事故渋滞しようものなら、遅刻ギリギリ(汗)

朝は早いからバスで寝ていることが多かったのですが、気が付いたらまだこんなところ!ヤバッ!!と日々遅刻と戦っていました。帰りも夜遅くなるとバスの本数が減るので、乗り換えは常にダッシュ。

バスに乗ってしまえば家の近くまで帰れるのでいいのですが、疲れて寝ちゃって乗り過ごしたこともありました。田舎はつらいよ。。。

途中から車通勤にしたのですが、これも渋滞次第なので遅刻との戦いです。朝、家出る時間もほぼ変わらず。ただ、帰りが遅くなっても家まで直接帰れるので、夜道を歩く心配がなくなったのは良かったです。その分、いつまでも残業できることにもなりましたけどね。。。

ただ、大卒でいくら若くても遠距離通勤はつらかった。。。

遠距離通勤デメリット、メリット

都会では70~90分の通勤ってよくある事なのかもしれませんが、地方では珍しいようで、

何でそんな遠くから来るの?

と聞かれることもありました。倉庫の現場のおじちゃんとか、他社の人とか(笑)

遠距離通勤の女性通関士って珍しく、いい意味でも悪い意味でも覚えてもらえていました。

遠距離通勤のデメリット

①通勤時間も拘束時間のようなものなので、時間がもったいない

通勤のために使う時間は拘束時間と同じようなもの。8時間労働+3時間の往復で最低11時間は拘束されます。それに加えて残業も多かったので、朝6時半に家を出て、夜10時頃に帰る生活が続きました。家に帰ればごはんを食べてお風呂に入って寝るだけ。何かする気力も体力も残っていません。

このまま続けていいことになるのかな?

通勤時間がもったいないのでは?

②遠距離通勤による疲労も重なる

バスの中では寝ることもありましたが、スッキリする眠りではないんですよね。座りっぱなしも疲れます。

車通勤では音楽やラジオ聞くくらいしかできませんし、睡魔が襲ってくることもありました。真冬に窓全開にして眠気と戦った日も。何か、もう危ないしかないよねー。。。

労働の疲れに通勤の疲れが重なり、朝起きたら頭がガンガンに痛くてうずくまったことも。親からも辞めた方がいいのでは?と言われたものです。

遠距離通勤のメリット

デメリットの方が多いかもしれないけど、唯一メリットを感じたことがあります。

交通機関で座れれば勉強ができる

遠距離通勤中も通関士の勉強をしていたので、常に通関士試験の指針は持ち歩いていました。バスや電車で座れたら、開いて勉強。強制的に勉強時間を作れることが唯一メリットです。

何度も何度も見て覚えるようにしていたので、実務以外はバッチリ覚えた!という自信になりました。

まぁ、睡魔に負けることも多かったし乗り過ごしたこともありましたが。。。

遠距離通勤に限界で転職

職場にも遠距離通勤にも限界を感じていた頃、結婚を機に退職しました。本当はずっと仕事をしたいと思って取得した資格だったけど、心身共にボロボロ。やりたいことはやりきった!と転職を決意。失業保険が終わったらまた働くところを探そうと思っていました。だから住む場所は旦那さんの職場を基準に考えた場所です。

ただ、そんな時に転職のお誘いがあって、またちょっと遠いいけど通関業者で働くことになりました。そこの会社でも多々ありましたが、小1の壁で心折れるまで続けました。やっぱり、通関士としての働きやすさは、仕事内容より会社と環境。いい会社に巡り合えれば、人生違っていたかもしれないとつくづく思います。

少しでも若いうちにチャレンジした方がいいと思いますよ!!今は転職サイトという便利なものもあるので、利用してみてはいかがでしょうか?私の若い頃にこういう手段があれば良かったのに…と思います。

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遠距離通勤がつらいなら転職か引っ越し

遠距離通勤がつらいなら、転職して会社を変えるか、住む場所を変えるか?のどっちかになりますよね。通関士の求人がある場所は港の近くが多くて、ちょっと交通の便が不便だったり僻地だったりすることが多いかもしれません。

転職か引っ越し…どっちがいいか?どっちならできるか?はその人の状況によるかと思います。

私は転職を選びました。

転職先でも異動があって、通勤時間が長くなったり、40分くらいに短くなったりしました。だけど、転職したことで見えてきたことも多々あります。どれも無駄ではなかった!と思うので、後悔の少ない選択肢を選んでみてくださいね!

 

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