知人から紹介してもらった会社に転職なら安心!と思ったらそうでもなかった…知り合いから誘われたがために、労働条件の確認を怠り見落としていたポイントがあります。転職した後で後悔しないために、知り合い転職、ご縁転職、リファラル採用で気を付けておきたいことをご紹介します。特に女性に注意してもらいたいポイントもあるので参考にしてみてください。
知り合い紹介の転職で後悔①収入の条件
新卒で働いた会社を辞め、失業給付金をもらっていた頃、かつて勤めていた会社の先輩から、「何もしていないなら働かないか?」と誘われました。通関士資格も実務経験もあり、ぜひ採用してほしい人材がいると上司に話をつけてあるとのこと。
迷いました。結婚後だったこともあり、正社員での再就職を諦めたころに降ってわいた話。時間をもらって考えて主人にも相談し、正社員で働くチャンスかも?と面接を受けることに。
面接と言ってもほぼ顔合わせのような感じで、あっさり終了。紹介だったこともあり、お金の話はしずらくて。。。転勤なしの一般職、通関士手当以外にそれほど期待してはなかったのですが、働き始めたら少なかったです。特にボーナスと退職金が少なかった。。。不景気な時代だったのもあって仕方ないと割り切りましたが、将来に期待は持てないと安易に転職したことを後悔しました。
また、入社してみて知ったのですが、退職金が驚くほど少なくて(泣)相当長い年月働くか、役職があがるかしないとかなり少ない退職金でした。(10年働いて30万あるかないかの世界でした)入社時に退職金について聞ける人はいないと思うので、その会社で働いたことのある人に聞くらいしか手段がなくて、事前に調べるのが難しいですが。。。
ただ、会社勤めをするうえでお給料は重要ですよね。転職するならボーナスの実績を把握するなり、月給の交渉をするなり、収入について確認しておきましょう。収入条件は、知り合いのツテで仕事をする時の落とし穴になってしまいがちなので注意してくださいね。
知り合い紹介の転職で後悔②産休・育休の取得実績
面接時の話では、産休・育休を取得して働いている人もいるということでした。が、実際に入社してみると、うん十年も前の人の話でした(笑)そう、勤務している場所で産休・育休の実績は無いに等しい状態だったんです。
数年前に産休とって復帰を期待された人がいたらしいのですが、育休明けに辞めてしまいもめたそうで。。。うん十年前に産休で復帰した人もいましたが、親と同居だったから続けられたと言っていて…親に頼らず保育園に預けて育休復帰するとなると、ほぼ第1号ではないか。。。
そんな感じだったので周囲の理解も乏しく、産休も育休も復帰も苦労しました。
なので女性が転職する際、「産休や育休の実績がある・ない」だけでなく、実際に働く場所での実績なのか?いつ頃の実績なのか?継続して働けているか?聞いてみた方がいいです。長く続ける意思表示にも聞こえるので、聞いてみて悪く思われることはないかな?と思います。
今は、くるみん・プラチナくるみんと子育てサポート企業が認定され公表されています。子育てと仕事の両立がしやすい環境か?のひとつの目安になりますので、事前に調べておきましょう。
参照:厚生労働省
知り合い紹介の転職で後悔③時短勤務の実績や期間
女性なら注意してほしいポイントが時短勤務について。転職当時、子どもができるかも分からないし、時短勤務というものも知らなくて気にしてなかったのが失敗だったな~と思います。時短勤務の実績はゼロだったので、自ら調べて上司にお願いして、総務に確認して…と手間取りました。
時短勤務は女性が長く働ける会社かどうか?が分かれるポイントです。
育児・介護休業法で短時間勤務制度は義務化されています。いわゆる時短と呼ばれるもので、子育てを理由に時短勤務を取得する場合、1日6時間3歳までが法律で義務付けられています。
なので3歳まではいいのですが、3歳になった途端にフルタイムに戻らなければいけません。保育園にいる間はそれでもいいのですが、子どもが小学生になると、フルタイムで働くことが困難になるんです。
私は悩んだあげく、朝もひとりカギを閉めて学校に行け!帰りもカギ開けて待っておけ!とは言えない(泣)と、小1の壁で退職してしまいました。

ですが、時短勤務を小学3年生まで取得できる会社もあります。始業時間を変更したりフレックスタイム制にしたり、柔軟な働き方ができるようにしている会社もあるんです。転職するなら長く働いていける環境の方が絶対いい!産休・育休だけでなく、時短勤務まで調べた方が、転職した後の後悔は少なくなります。ぜひ、その辺まで突っ込んで調べてみてください。
知り合い紹介の転職で後悔④有休がとりやすいか?介護・看護休暇は?
知り合いづての転職では聞きにくいかもしれませんが、有給休暇が取りやすい環境か?介護休暇や子どもの看護休暇が取れるか?確認した方がいいです。
看護休暇とは、子どもの病気や通院、健康診断などを理由に取得する休暇のこと。令和3年から時間単位で、すべての労働者が取得できるようになりました。労働者の知識としても知っておいてくださいね↓
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000582033.pdf
参考:厚生労働省
子どもを保育園に預けて働き始めると、驚くほど病気します!病気の時は保育園に預けられないので休むしかありません。病児保育もありますが、数は少ないですし近くにあるとは限らず、預けられる保証もないのが現実。。。
子どもが病気する度みるみる有休が減っていき、貯まっていた有休の日数も消化して1年でなくなってしまうほど。子どもが大きくなるにつれ、徐々に休む日数は減っていきますが、ある程度は覚悟しておかないといけません。
有休を希望した日にとれるような職場環境ではなかったので、休みにくくて申し訳なくて辛かったです。「何であの人ばかり休んで許されるのか?」という視線が痛かった。。。
有休がとりやすい環境だったり看護休暇が取れる会社だったりすれば、仕事を続けられたのではないかとも思います。有休や看護休暇についても確認してから、転職を決断した方が後悔しないでしょう。
知り合いの紹介で転職で後悔⑤退職しずらい
知り合いの紹介で転職したら、安易に辞めるとは言えないですよね。仕事を紹介してくれた人の面目丸つぶれになってしまいますから…
聞いていた話と違う、思っていた職場ではなかった、仕事がつらい…など心に引っかかっても辞めるとは言えず、ずるずる年月が経ってしまうことも。その時間、もったいなくないですか?
仕事を紹介してくれた人のために頑張るのもいいですが、後悔を引きずったまま仕事をして良い方向に向かうでしょうか?年月が経ては歳をとってしまうので、転職もしにくくなりますし、女性の場合、結婚や出産で思うように働けなくなる可能性もあります。
知り合いの紹介で入社した場合やご縁転職は、仕事を辞めにくく転職しずらくなるリスクが伴います。よく考えて辞めたい気持ちが強いのなら、前向きに転職を検討して円満退社を目指しましょう。
ご縁転職よりエージェントを使った方が良かったと後悔
知り合いの紹介で転職することは、悪いことばかりではありません。早く就職先が見つかって楽だし、知り合いがいることで会社には早く馴染めるし、といったメリットもあります。
ですが、これから先長く働いていくことを考えるのなら、「ちょっと待って!よ~く考えて!」と過去の自分に言いたいです。若いほうが転職先の選択肢があります。40代より30代、20代の方が、新しく仕事を見つけやすいです。40代になった今、なるべく若いうちに長く働いていける会社か?という視点も持って転職に挑めばよかったな~と後悔しています。
ご縁転職だと仕事を紹介してくれたひとの面目もあるので、金銭面や労働条件の交渉はしにくいし、簡単に辞めるわけにもいかず辛い思いをする可能性もあります。また、採用されやすいがために、労働条件や環境の確認を怠ってしまいがちです。そういったデメリットを解決してくれるのが、転職エージェントです。
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無料ですし、金銭面の交渉はお任せできるし、企業の情報を教えてもらえるし、使わない手はないかな~と思います。私のように後になって転職を後悔しないために、転職エージェントを使って納得できる転職をしてくださいね!
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